─本日はよろしくお願いいたします。
堀部様(以下、堀部)
はい、お願いします。
─改めてお伺いしたいのですが、前回売却されたお家は、元々はどなたが所有されていた物件だったのでしょうか?
堀部:はい。一番最初は、父の兄(叔父)のものです。
─叔父様が住んでいらしたお家だったのですね。
堀部:そうです。先に叔父が亡くなりまして、お子さんがいらっしゃらないご夫婦だったので、その後は叔母が一人で長く住んでいました。叔母は最後の何年か施設に入っていたのですが、その介護を私の両親がずっと行っていました。その間に養子縁組をし、相続対策もあって父がその土地と建物を相続した、という経緯です。
その後、父から私が相続しました。ですので、売却するまでの7〜8年間は、法律上の名義は私のものになっていました。
─その所有されていた間、売却しようというお考えはありましたか?
堀部:はい、ありました。ただ、父が趣味のものを置くなど倉庫のように使っていたことと、まだ叔母が存命中は勝手に手をつけるわけにはいかないという事情がありました。叔母が亡くなってから3年ほど経って、私が父に「アパートでも建ててはどうか」と提案したことがあったんです。固定資産税だけを払い続けているのはもったいないですし、ただの倉庫のような状態でしたから。
当時、取引先にアパート建設を手掛ける会社があったので、実際に現地調査をしてもらって事業計画も立ててもらいました。私は乗り気だったのですが、どういうわけか父が最後の最後で首を縦に振らず、結局その話は流れてしまいました。そこからまた1、2年、何もせずに時間が過ぎてしまったので、ご相談した、という流れです。
─なるほど。その間の固定資産税はもちろん堀部さんが払っていらっしゃったのですね。売却を決めた際に、何か不安な点はありましたか?
堀部:建物にはもちろん価値がないことは分かっていましたので、この土地が一体いくらになるのか、というのが一番の関心事でした。第一種住居専用地域で、地下鉄の新駅からも近くなったので、決して悪い土地ではないと思っていました。しかし、そこまで広い土地ではなく、前面道路の拡幅も必要といった条件もあったので、価格がどうなるかという不安はありましたね。
─今回、私にご依頼いただけた理由は何だったのでしょうか?
堀部:信頼できる方だと思いましたし、何より相談しやすかったからです。もちろん、他の会社にも声はかけました。確か、一括査定サイトを利用して、何社かからオファーがあったと思います。
─そういったサービスでは、具体的にどのようなものが送られてきましたか?
堀部:各社からカタログのような資料や、近隣の取引事例などが送られてきました。もちろん、電話での連絡もありました。査定額は各社でばらつきがありましたね。最初は「2,600万円か、良くても2,800万円くらいにしかならない」という話から始まりました。ですが、最終的に御社で一番良い条件を提示していただけたのが、決め手になったのだと思います。
─売却価格については、期待されていたものと比べていかがでしたか?
堀部:非常に良かったです。正直、そこまでの価格になるとは思っていませんでした。他社からは「そこまでの金額は難しいだろう」と言われていたので、本当に良かったと思っています。
─ありがとうございます。売却にかかった期間やスピード感はいかがでしたか?
堀部:初めての経験なので標準的な期間は分かりませんが、非常に早かったのではないでしょうか。買主が決まるまで1ヶ月もかからなかったですよね。ただ、買主が決まってからは測量に少し時間がかかりました。隣地の方との境界の確認や立ち会いなどがあったので、そこが一番時間がかかった部分かと思います。
─昔の建物ですと、確定測量ができていないケースが多いので、どうしてもそこでお時間がかかってしまいますね。
─一連の手続きの中で、何か助かったサービスやアドバイスはありましたか?
堀部:そうですね、解体業者さんをご紹介いただけたのは助かりました。解体も、変な業者に頼むと大変なことになりますから。価格の安さだけで飛びつくと、不法投棄をしたり、産業廃棄物の処分方法がずさんだったりという話もよく聞きます。近隣への対応も含めて、信頼できる業者さんを紹介していただけて良かったです。
─売却を終えられて、何か良かったことや気持ちの変化などはありましたか?
堀部:将来的に私が家を建ててそこに住むという選択肢はありませんでした。ですから、アパートを建てて貸すか、売却するかの二択だったんです。結果的に売却できたことで、懸案事項が一つなくなり、気持ちが楽になったという意味で良かったと思っています。
─タイミングも非常に良かったですね。
堀部:ええ。もし今でもあの土地を持っていたら、そして今売ろうとしたらどうなっていたかな、と考えることもありますが、おそらく当時ほど良い条件ではなかったでしょうね。ここまでの価格は出なかったと思います。
─では最後に、これから不動産の売却を考えている方へ、何かアドバイスがあればお願いします。
堀部:そうですね…不動産は「いつ売買するのが正解」というものがありませんから、本当に「巡り合わせ」と「タイミング」、そして「直感」のようなものが大事なのだと思います。様々な条件が噛み合うことが重要です。私の場合、小日向さんと知り合い、不動産売却に関するお話を伺って興味を持ったところから、「実は…」とご相談したのがきっかけでした。ですから、本当にそういった「ご縁」や「タイミング」が大切なのではないでしょうか。
─売却後の税金についてはいかがでしたか?
堀部:はい、事前に伺っていたので覚悟はしていましたが、やはり相当な額を持っていかれましたね(笑)。こればかりは仕方がないのですが。幸い、5年以上所有していたので税率が低い長期譲渡所得に該当しました。これから売却を考える方は、売却額と税金を引いた後の手残りの額は全く違う、ということをきちんと理解しておくべきだと思います。
─本日は貴重なお話をありがとうございました。